お名前:斉藤 光代さん
講師:井山 京
私はなぜ、呼吸法を実践しようと考えたのかというと、ピアノの演奏の時に、気持良く自分の音を表現したいと思ったからです。
そこで、数える呼吸をお風呂の中や、電車やバスの中、待っている時などに実践しました。
最初は、鼻からの呼吸や複式呼吸が上手く出来なかったり、集中力も続かず、自分に反省してばかりでした。
しかし続けていくうちに、吐ききった分、たっぷり息を吸い込める気持ち良さを感じられたり、周りの音も気にせず雑念を受け流すことも出来るようになってきました。
また、普段の生活や仕事をしている時でも、今に集中する意識や、出来たことに目を向けられて、自分の気持ちを肯定出来るようになったのです。
自分の心に素直になって行動できるようになったのは、効果が大きいと思います。
数える呼吸を行う事で、穏やかな気持ちになり、前向きで明るい気持ちにもなれました。
具体的に効果を感じたのが、ピアノの演奏です。
普段通りピアノの練習をしている時に気が付きました。
自分が表現したい、美しい音を出したい気持ちに素直に従って練習をしている事が、実は私が目指していた方に向かっていたのです。
自然に出来ていた事に驚きです。
自分の心のままに行動すると、辛い練習も苦しくなく、不思議と嬉しい気持ちになるのです。
呼吸法を行っている時、生活・仕事をしている時、ピアノを弾いている時もすべて同じだと思いました。
自分の心を信じて表現する事が「自分らしく生きる事」だと気づかせてくれたのが呼吸法です。
これからも続けていきたいと思います。