2016年9月16日
前回は「余韻を味わうこと」についてお話ししました。
今回は「夢をリセットすること」についてお話しします。
最近、周りでよく「夢」の話をします。
夢といっても、将来こうありたい・・・というものではなく、
寝ているときに見る夢の方であります。
見た夢から、その日の運勢や傾向を見いだす夢占いだったり、
深層心理を分析する夢判断だったり、
あるいは、夢はカラーで見るか、白黒で見るかとか、
そもそも夢を見るか、夢は見ないか、
・・・夢の話題になると、たいてい話が尽きないですね。
時々「ああ、まいったなぁ」と思うのが、
トラブルとか、上手くいかないことの夢を見たときであります。
どうやっても待ち合わせ時間に間に合わないとか、
準備したはずのものが壊れたり無くなっているとか、
来るべき人が来ていないとか・・・
講師業をやっておりますと、講座でのそういったトラブルの
夢を見ることがたまにあります。
たいてい「ああ、夢だった」とすぐ気がつくのですが、
ときどき、夢の中にいるにもかかわらず
「これは夢じゃないんだ、どうしよう・・・」
なんて思い込んでさらに焦る自分もいたりして、
なんともややこしいですな(笑)。
見た夢の印象を、その日の朝からしばらく引きずってしまうことって
ありませんか?
いい夢なら問題ありませんが、悪い夢を見てしまうと、
その日の午前中、しばらく気持ちが重くなってしまったり・・・
私は、夢判断や夢占いについて、詳しいことはわかりませんが、
「見た夢の印象をリセットする呼吸法」というものを
最近、周りの人にもやってもらっていまして、
実際やった人からは「おかげで午前中、気持ちよく過ごせました」
というお声をいただいております。
どうするのかというと、
まず、ぬるめの白湯を用意します。
ふーふーしなくてもしっかり飲めるぐらいの温度にします。
その白湯を口に含んで、まず口の中でお湯の温かさを
しっかり感じてから、ごくりと飲みます。
じわっと全身に温かいお湯の温度が広がっていくのを
感じると思います。
この温かさがカラダに広がっていくのを感じながら、
深い呼吸を2,3回繰り返しましょう。
深い呼吸は、必ず吐くところからスタートして、
ゆっくり、細く長い息にします。
これで、ココロがいやな夢の印象から解放されて
ずいぶんラクになるはずです。
夢にかかわらずイヤなことがあったときには、
ココロもカラダもこわばって緊張状態にあります。
こんな時、できればお風呂に入って「ふーっ」と
リラックスして気分転換するのが理想的であります。
しかし、朝の忙しい時間にお風呂に入るのは、
なかなかできない方も多いことでしょう。
そこで、お風呂に入る代わりに、白湯を飲むことで
カラダの芯からじんわりとあたためてあげるわけです。
そして、深い呼吸をすることで、血流が良くなって
温かさを全身の隅々まで届けることができます。
これだけでも、ココロとカラダのこわばりが
ずいぶん取れることでしょう。
いわば「体内入浴呼吸法」ですね。
よかったら試してみてください。