愛する呼吸

前回は「腹に溜まったどす黒いものを吐き出す」ことについてお話ししました。
　
　
今日も、メンタル面での腹式呼吸についてお話ししたいと思います。
　
私がまだ講師として駆け出しの頃、先輩講師が「緊張せずに人前で話すコツ」の一つとして、
　
「会場をピンクの空気で満たす」
　
という方法を教えてくれたことがあります。
　
　
まず講義がはじまる前、まだ誰もいない会場の演台に立って、イメージの世界で部屋を愛情一杯のピンク色の空気で満たしてやります。
　
そのあと一旦、自分の体に溜まった息を吐き出して、全身でそのピンク色の空気を吸い込みます。
　
そうすると緊張感が解けて、会場との一体感が生まれて、「受講される方を温かく迎えてあげよう」という余裕の気持ちが生まれてきますね。
　
　
昔駆け出しの頃、じっさいにそれをやっていた時は「ピンク色」をイメージすることに意味があるのかと思っていましたが、今思えば、講座の開催前に深呼吸をすることにも意味があったのだなと実感します。
　
私は、この呼吸法を「愛する呼吸」と呼んでいます。
人前で話すときなど、よかったら試してみてください。